政務三役や自民党議員らが世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体と「政策協定」(推薦確認書)を結んだり、推薦状を受領していたことが次々と明るみに出ている問題を巡り、政府は1日、再調査を実施しない考えを改めて示した。本紙の質問に答えた。
れいわ新選組の山本太郎代表(47)が1日、不定例記者会見を開き、同党の水道橋博士参院議員(60)がうつ病と診断され、休職していることを明かした。 博士はこの日、参院内閣委員会で質疑予定だったが、欠席していた。山本氏は「10月21日に博士から私に電話があった。深刻なうつ状態であると連絡を受けた」と明かした。 博士は今年7月の参院選に同党から比例代表で立候補し、当選。たけし軍団出身者では東国原英夫氏以来、2人目で、選挙戦から政界に新たな風を吹き込んでいた。 山本氏は「5月に選挙を出ることを決めて、怒とうの選挙戦に突入した。7月に無事、当選したが、最近まで休むことなく激務を務めていた。そればかりでなく、60歳を迎えて転職。そこから国会論戦に挑む大きなプレッシャーもあった。心身に与えた負担がかかっていた」と指摘した。 博士は過去にも同じ病気で療養していたことを明かしている。「毎日更新する」と宣言し
政治資金を所管する寺田稔総務相(64)の関係政治団体「寺田稔竹原後援会」で故人が会計責任者を務めていた問題を巡り、寺田氏が国会で虚偽の答弁をした疑いがあることが「週刊文春」の取材でわかった。同後援会の代表者について、寺田氏は「現在はまだA氏が代表者でございます」と答弁しているが、10月21日に「週刊文春」の取材に応じたA氏は「いまは辞めた」と証言していた。 寺田氏は元財務官僚で、岸田文雄首相率いる宏池会の創設者・池田勇人元首相の孫娘・慶子氏と結婚。今年8月の内閣改造では、首相の右腕として重要閣僚である総務相に起用された。 「週刊文春」は10月6日発売号などで、慶子氏が代表の政治団体「以正会」の人件費を巡る“脱税疑惑”を報じてきた。10月20日発売号では、大臣秘書官・迫田誠氏への取材音声などを基に、中坂智明秘書(現公設第二秘書)らに対する報酬の“上乗せ金”を、「以正会」経由で支払っていたこと
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ブラジルで30日投開票された大統領選の決選投票で、左派のルラ元大統領(77)が右派の現職ボルソナロ大統領(67)に勝利したものの、ボルソナロ氏は31日になっても敗北を認めておらず、政権交代が円滑に進むか懸念が高まっている。写真葉10月30日、サンパウロのボルソナロ氏の支持者(2022年 ロイター/Ueslei Marcelino) [サンパウロ/ブラジリア 31日 ロイター] - ブラジルで30日投開票された大統領選の決選投票で、左派のルラ元大統領(77)が右派の現職ボルソナロ大統領(67)に勝利したものの、ボルソナロ氏は31日になっても敗北を認めておらず、政権交代が円滑に進むか懸念が高まっている。 選挙管理を統括する高等選挙裁判所は、得票率はルラ氏が50.9%、ボルソナロ氏が49.1%だったとして、ルラ氏が次期大統領に決まったと発表。30日の夜に何万人ものルラ氏の支持者がサンパウロの街頭
国会で、会見で、総理の様子がどこかおかしいと感じる人が増えている。次々と降りかかる難題、発覚する不祥事、そして低迷する支持率――心身に蓄積したダメージは、限界を超えつつある。 もう諦めの境地 自民党岸田派のある議員は、スマホをチェックしては気を揉む。 「総理は派閥の議員には『何かあったらLINEでいつでも連絡してほしい』と言っていた。なのにここ1週間ほど、送ったメッセージが既読にすらならないんです。もう官邸で半径数m以内にいる人以外、誰ともコミュニケーションをとれていないんじゃないか」 岸田のもとには昼夜を問わず、自民党議員や官邸のスタッフたちから無数のメールやLINEが届く。八方塞がりの岸田を案じる連絡や、政策に関するアドバイスだ。しかし今、岸田はそれに返信するどころか、目を通すことすら困難になっている。いわゆる「未読スルー」――精神的に追い詰められている証だ。 前経済再生担当相の山際大
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