人間は,言葉で他者と対話し,紙と鉛筆を使って思考を表出することで,知識を創発し,吟味,発展,共有してきました.インタラクティブなソフトウェアシステムは,人間の知的創造活動のためのメディアとして,従来のこれらのメディアを超えて機能するポテンシャルを秘めています. KID (Knowledge Interaction Design) Laboratory (知識創造研究室)では,人間の知的創造活動を支援,促進するようなソフトウェアシステムはどうあるべきか,そのインタラクションをどうデザインするべきかを,認知科学,社会学,哲学,教育学や設計論といった人文科学から得られる知見と,インタラクティブソフトウェア技術とを融合することで研究しています.