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lifeとbookに関するde-styleのブックマーク (3)

  • 「著者様」と呼ばれて (内田樹の研究室)

    とある進学教室から「著作物の無断使用についてのお詫びとお願い」という文書が届いた。 塾内教材として、これまで私の著作物を何度か使用していたが、「この度、他の著者様から著作物の無断使用についてご指摘をいただきまして、社内で調査致しましたところ、先生の作品を過去に無断で使用していた期間がございましたので、過去の使用についてご清算をさせて頂きたく、書類をお送りさせて頂きます」とあった。 6万円ほどの著作料が入金されるそうである。 何もしないで6万円いただけるのはありがたいが、何となく気分が片づかない。 何もしていないのに、そんな大金をいただく「いわれ」がないような気がするからである。 そもそも「著者様」というワーディングが「怪しい」。 なくてもいいところに「様」がつくときは眉に唾をつけることにしている。 何年か前から病院では「患者様」という呼称が厚労省の行政指導で導入された。 そのあとどういうこ

  • 感情教育 - 内田樹の研究室

    ようやく夏休みらしくなってきた。 今日は朝日新聞の取材が一件あるだけ。 朝からゲラをさくさくと片付ける。『現代霊性論』の初校がほぼ終わりが見えてきた。 それでも机の横にはゲラが高さ30センチほど積まれたままである。 4冊分か5冊分あるらしい。 そんなにを出してどうするのであろう。 私の書評に「どれも同じ内容である」ということを以て難じる方がおられるが、そんなことは言われなくても書いている人がいちばんわかっており、かつ困惑しているのである。 月刊誌なみのペースで単行を出していれば、内容が同工異曲というよりはほとんど同工同曲となるのは勢いのしからしむるところである。 そんなにを出す必要はない、せいぜい2年に1冊くらいでよろしいのではないかとほとんどすがりつくように申し上げているのであるが、編集者たちはこの懇願にまったく耳を貸す様子がない。 彼らは口を揃えて「たしかに他の出版社の

  • 川内康範先生の想い出(1): たけくまメモ

    ←ダンディな川内康範先生 齢87になって、再びマスコミをにぎわせておられる川内康範先生ですが、愛弟子であったにもかかわらず礼儀を失した森進一を破門したり、押しかけた無礼なテレビクルーに向かってステッキを振り回して一喝するなど、お元気そうでなによりです。ステッキの翌日はマスコミ各社にお菓子をふるまわれるなど、怒っても気配りを忘れないところもさすがといえます。 俺が川内先生に最初にお目にかかったのは1994年8月のことでした。当時仕事をしていた雑誌『クイック・ジャパン』(太田出版)で、俺は「QJ名物老人インタビュー」と呼ばれた連載をしていました。オリバー君を日に呼んだプロモーター康芳夫氏・「怪獣図鑑」の挿絵画家・石原豪人先生に続いて、川内先生は三人目でしたが、なにしろあの『月光仮面』『レインボーマン』の原作者であり、お元気なうちにぜひお話を伺いたいと思っていたのです。 ←川内インタビューが載

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