11日、米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられる、米空軍が開発中の軍事用無人シャトル「X37B」を載せたロケット(ボーイング社提供・共同) 米空軍が開発中の軍事用無人シャトル「X37B」が11日、南部フロリダ州のケープカナベラル空軍基地からアトラス5ロケットで打ち上げられた。飛行期間や軌道上での任務は明らかにされていない。 謎の多い軍事シャトルの用途についてはさまざまな見方があり、偵察衛星のように地上を監視するセンサーを搭載しているのではないかとみる専門家もいる。 X37Bは退役したスペースシャトルのように翼を備え、宇宙から地球に帰還した後も何度も繰り返し使える設計。空軍は2010年の初飛行からこれまで2回の飛行に成功している。 開発元の米ボーイング社によると、全長約9メートルでスペースシャトルの4分の1のサイズ。高度180~800キロの軌道を周回する。(共同)