白石 武志 日経ビジネス記者 日本経済新聞社編集局産業部(機械グループ)、京都支社、産業部(通信グループ、経営グループ)を経て、2011年から日経ビジネス編集部。現在は通信、半導体、家電業界などを担当する。 この著者の記事を見る
2011年から2012年にかけて、ネットワークに関する障害が相次いでいるNTTドコモ。去る2012年1月25日にも東京都心部で、FOMAの音声やパケット通信サービスが利用しづらい事象が発生した。今回の事故の要因、そして、相次ぐネットワーク障害の解消には何が求められているのかについて考えてみよう。 1月25日、何が起きたのか? まずは、1月25日に発生した障害の内容とその原因について、振り返ってみよう。 NTTドコモによれば、今回の障害は、1月25日未明に、スマートフォンの急増に対応するため、データ通信のやり取りに用いる「パケット交換機」という機材を、処理能力の高い新しいものに入れ替えたことによって発生したものだとのことである。 新型のパケット交換機に交換した後の同日午前8時26分ごろからトラフィックが徐々に増加してきたことで新型パケット交換機の動作が不安定となった。さらに9時ごろになると一
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