日本シリーズ最終戦は福岡ソフトバンクホークスが中日ドラゴンズに3-0で完勝し、球団史上5度目の日本一に輝いた。ソフトバンクの孫正義社長にとっては球界参入から7年目の悲願。福岡ドームでは、背中に「SON」と書かれたウインドブレーカーを着て、選手やスタッフの胴上げで5度、宙を舞った。 「本当にうれしい。福岡で優勝できてよかった」。試合後のビールかけでは水中眼鏡を着けて「最高だ~」と叫んだ。 ソフトバンク。勢いのある会社だ。孫社長自身もツイッターでホークスの快進撃をフォロアーに積極的に発信。いまや野球ファンのみならず、一般の人々が最も親しみを感じる日本の企業経営者かもしれない。 初対面で叱責受ける だが、私はそれとは違う感覚に支配され続けている。 ホークスの優勝が新聞紙面を飾った11月21日は、ちょうど日経ビジネスの発売日でもあった。トップストーリーはソフトバンク。「孫正義 試される突破力」と題