「COMPUTEX TAIPEI 2010」では,iPadが切り開いたタブレット端末市場に,米Intel Corp.がどう対処するか注目が集まっていた。しかし今回,それに対する明確な答えは見つけにくかった。具体的には「Atom」シリーズの一つで,タブレット端末に適したものになると考えられている次世代品「Oak Trail」(開発コード名)に関して,情報があまり開示されなかった。 判明したのは,主に消費電力が現行品の半分になることを目指していること,非常に大まかな回路ブロックの構成くらいである(図1)。なお対応OSは,Intel社とフィンランドNokia Corp.が推進するLinuxベースの「MeeGo」と,米Google Inc.が推進する「Android」,「Windows」である(図2)。 Intel社は記者会見の一つで,顧客が開発・販売中のタブレット端末をそろえて見せた(図3~4)