ネパールの大地震で、震源から約80キロ離れたカトマンズ盆地の揺れは震度4から5強程度と、地震の規模(マグニチュード7・8)から考えられる想定より小さかったことが、日本の研究者らの現地調査でわかった。強度の弱いれんが造りの建物が倒壊し、多くの死者を出す要因になったようだ。 地震後、現地には愛媛大、東京大、新潟大、九州大などの研究者が入った。愛媛大の森伸一郎准教授が7日、カトマンズ盆地の約800の建物の倒壊状況を調べた結果、「震度4から5強程度だったと考えられる」と説明した。 東京大の目黒公郎教授によると、ゆっくりした揺れが続く「長周期地震動」で高層の建物に被害が出やすく、寺院などでの塔の倒壊につながったとみられる。 一方、価格の安い日干しれんが… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
![ネパール地震、震度は4~5程度 脆弱な建物、被害拡大:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bd38cf160119476a6190de8cac79097eaf2506b0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2FAS20150507003821_comm.jpg)