大阪府警四條畷署で昨年、刑事課の男性巡査長(当時28歳)に半年間にわたって大声でどなるなどのいじめを繰り返したとして、府警は5日、上司だった男性警部補(49)ら当時の課員4人を減給10分の1(3~6か月)の懲戒処分にした。被害を受けた巡査長が昨年9月、自宅で首をつって自殺したことから問題が発覚した。 警部補は、府警の調査に、「一人前の刑事に育てるつもりで厳しい指導をした。責任を感じている」と話した。警部補を含む3人が同日付で依願退職した。 府警によると、4人は、昨年4月に新人刑事として配属された巡査長への指導方針を「体育会系でいくぞ」と申し合わせ、連日、職場全体に響く大声で「何回言うたらわかるねん」などと叱責。8月と9月には、飲食店で、巡査長のスマートフォンのカバーや腕時計を取り上げて鍋や焼酎入りのグラスの中に落としたり、太ももを回し蹴りしたりしたという。 府警は、警部補らの行為と巡査長の