Rolf Löther (1972年刊行, Urania-Verlag[Wissenschaft und Weltbild, hrsg von Hermann Ley] , Leipzig, 130 pp.,ISBNなし [pbk]) ベルリンにあるその名も「カール・マルクス書店(Karl-Marx-Buchhandlung)」から届いた古書.初版.タイトルページに「1972年12月レニングラード」と署名されている.弁証法的唯物論に沿って,自然界のさまざまな階層における“システム”(=物質系)の挙動を「サイバネティクス」あるいは「一般システム理論」の観点からとらえようとする.【種(Art)】もまたそのような“システム”のひとつとして実在するものと位置づけられている.Willi Hennig のいう「Semaphoront」がそのような“システム”を認識する足がかりになると著者はみなしている