マイペースな更新ですが、まだまだ続きます。 なーおさんは、stereo誌コンテストで入賞した「スター」を持参。 ユニットは、定番のStereo誌付録ScanSpeak10cm。 組み合わせたエンクロージュアは珍しい「逆ダブルバスレフ型」です。 逆ダブルバスレフ型は、日本では浅生先生や炭山先生が数作品を発表したのみで、 余り作例がありません。 設計によって、低音音色が変わりやすい方式のようで、 上手く設計すれば、大型ウーハーのような歯切れの良いサウンドとなる可能性があります。 本作は第一空気室が5.8L、第二空気室が9.0Lと、かなり大きめ。 共振周波数は、上が53Hz、下が170Hz。 サウンドは、入賞機たる流石のもの。 中高域はユニットの特徴を生かし、自然です。 低音域は、硬質でコシのある感触が好印象でした。 170Hzに設定したダクトのお陰が、中だるみ(中低域不足)を感じさせません。