岸田文雄首相が1月20日、各党代表質問に臨んだ。真っ先に議題にあがったのは、政府が最優先課題とする新型コロナウイルスへの対応をめぐるものだ。 【写真あり】1972年、大学で空手部副将を務めていた菅首相の角刈り写真 昨年12月1日から、医療従事者や高齢者を対象に3回めのワクチン接種が始まった。しかし、現時点で3回めのワクチン接種を終えたのはわずか1.5%。OECD(経済協力開発機構)加盟国のなかで、日本がもっとも遅れていることになる。 「岸田首相は、『(1回めの)接種開始が早かった国では3回めも早く、わが国では今後本格化していく』と述べていますが、当初から、3回めのワクチン接種は政府の計画どおりに進んでいません。 厚労省が昨年に承認した、飲むコロナ治療薬『モルヌピラビル』も、製薬会社と160万人分の使用契約を結んでいますが、現段階ではまだ3万人ぶん程度にとどまっており、こちらも『遅すぎる』と