企業や研究機関などドイツを中心とした11組織が参加する欧州のコンソーシアム「バッテリーパス」(注)は4月17日、EUで実装が目指されている「バッテリーパスポート」のガイダンスを発表した(プレスリリース)。バッテリーパスポートは、材料調達からリサイクルまで、蓄電池のライフサイクルに関わる情報を記録するもので(2022年5月9日記事参照)、EUのバッテリー規則案(2022年12月13日記事参照)で実装が義務付けられている。ガイダンスは業界関係者らに向けて、バッテリーパスポートの実現を支援することを目的に作成された。 ガイダンスは、バッテリー規則案により義務化される要件を集約、解釈、評価した。不明確な点や矛盾を明らかにし、持続可能な目標と業界の実現可能性の合理的なバランスを確保するのが目的。具体例として、持続可能な製品のためのエコデザイン規則といった主要な規制枠組みなど、他の法律との調和の可能性
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