前回は、Seasar2とSpringについての概要、ならびに各ソフトウェアの導入について説明しました。 今回は、本連載の第1回に引き続きインターフェースベースの設計についてSeasar2を例にして解説します。 それでは、第1回の最後に出てきた従業員管理WebアプリケーションにSeasar2を導入したもの(本連載の第2回でインストールした従業員管理Webアプリケーション。以下、サンプルと記述)を見てみましょう。Seasar2の定義ファイルについての詳細な解説は後ほど行います。 サンプルコードではSeasar2を導入することによって、DIを利用する際にEmployeeManagerImplがEmployeeDaoインターフェースの実装を知らなくても済むようにしています。また、EmployeeManagerImplで明示的にコーディングしていたトランザクション管理(commitやrollback