カオスエンジニアリングはもともと、動画配信サービスの米NetflixがAWS上で稼働する同社のサービスの耐障害性を高めるために作り出した方法論です。2012年には人為的に障害をシミュレーションするツール「Chaos Monkey」をオープンソースで公開しています。 参考:サービス障害を起こさないために、障害を起こし続ける。逆転の発想のツールChaos Monkeyを、Netflixがオープンソースで公開 このChaos Monkeyの名称などから、こうした障害のシミュレーションを用いる手法を「カオスエンジニアリング」と呼ぶようになりました。 障害が起きても支障のない業務時間内に、あらかじめ計画しておいた障害の種類をクラウドに挿入することで、万が一本当にクラウドに障害が発生したとしてもサービスを止めずに運用を継続できるか、性能低下はないか、などを訓練として確認できるわけです。 2021年3月
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