【気になるこの症状】ロンドン五輪で熱戦が続いているが、体調の方はどうだろうか−。時差は8時間。決勝種目の多くは深夜から早朝にかけての生中継になる。閉会までの約2週間、あまり生中継の観戦にこだわると、睡眠リズムの障害を起こす。録画観戦を上手に取り入れよう。 【フォト】「五輪のネット生中継」なじみ薄い競技が人気に? ■最低6時間は確保 その人に適した睡眠時間には若干の個人差はあるのだが−。 「五輪中継を観戦するにしても、睡眠時間は最低でも6時間を切らない方がいい」と忠告するのは、睡眠外来「スリープ&ストレスクリニック」(東京・大崎)の林田健一院長。 「6時間を切ると日中の仕事のエラーが起きやすくなる。6時間睡眠を2週間続けると、2日間徹夜したのと同じぐらいエラーが出るという実験結果の報告もあります」 ただ、睡眠時間は長ければいいわけでもない。国内外の数々の研究報告から、糖尿病や高血