7月1日に始まる祇園祭に合わせて、京都府警が「通訳部隊」を結成する。祭りなどの警備の際に、急増している外国人観光客らを手助けする特別の態勢だ。伝統行事を楽しみに訪れる外国人がトラブルなく過ごせるよう、あの手この手の対策を進めている。 日本三大祭りの一つである祇園祭は、7月いっぱい続く。このうち最も人出が多いのが、2回の山鉾(やまほこ)巡行の日を中心とした8日間で、昨年は約91万人(府警調べ)が訪れた。 見物客には、年々外国人の姿が目立つようになってきた。ルールやマナーがわからず、山や鉾が進む道路に出たり、行列の後ろに付いて歩いたりして事故が起きる可能性がある、と府警は対策に乗り出している。 昨年は約50人の「指定通訳人」を配置。所属部署から推薦されて選抜された語学が堪能な警察官で、沿道などに展開した各部隊に加わって警備にあたった。 今年は、語学が得意な警察官を増員する。さらに、英、中、韓、
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