終戦記念日の今日、先の大戦に関する書籍として本書を手にしました。 日本軍兵士(皇軍)の真実が語られている貴重な作品だと思います。 戦時中や戦後の時代には決してオープンにされなかった事実。 本書が世に出たのが2017年、戦後約75年の時を経て日本軍兵士の苦悩を知ることが出来ました。 戦いの中で命を落とした戦死者の陰にこんなにも多くの餓死者や自殺者がいたという衝撃の事実。 処置という名の下、自ら動く(歩く)ことが出来ない怪我や病気の傷病兵に自殺を勧奨し、強要し、命を奪った事実。 満足な補給すらなく、生きていく為に現地の人々から、自軍からも糧食を奪い、人肉をも喰らう。 支給される装備の粗悪さ、兵力のみならず、兵器や通信機器でも遅れをとる中でも戦争を止めることが出来なかった悲しき歴史。 多くの事実を学ぶ事が出来た素晴らしい良書。 説明 内容紹介 310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割
![『日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書)』(吉田裕)の感想(128レビュー) - ブクログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/90903a55bb70d0d0c00113f137d2ccb2e107c29d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F51Cc1MrXBaL._SL500_.jpg)