京都府は、動画投稿サイト「ユーチューブ」に府広報監のキャラクター「まゆまろ」の専用チャンネル「まろtube」を開設した。新型コロナウイルスの感染拡大でまゆまろは多くの時間を府庁(京都市上京区)内で過ごす「巣ごもり」が長らく続いているが、「ユーチューバー」デビューによりオンラインを通じた府政情報の発信強化を目指す。 コロナ禍で在宅の時間が増える中、家庭で楽しめる動画配信に力を入れることにした。7日公開の第1弾(2分19秒)では、まゆまろが自身の年齢や役職などを紹介し、チャンネル登録を呼び掛けている。 今後は、感染予防に努める「新しい生活様式」の説明といった府政に関する情報発信のほか、ファッションショーや体操などのチャレンジ企画を予定している。月5本程度を配信し、当面の目標としてライブ中継ができる基準の登録者千人を掲げている。 まゆまろはこれまで各種団体の依頼に応じて月10回ほどのペースでイベ
マールブランシュ 大型店「ロマンの森」今秋オープン ガラス張り「お菓子スタジオ」、体験教室も 2020年7月21日 11:00 洋菓子製造販売のロマンライフ(京都市山科区)は、山科区大塚にカフェ、工房、本社機能を備えた大型店舗「マールブランシュ ロマンの森」を10月2日にオープンする。森の公園をイメージさせるゾーンとして造成し、買い物や見学、体験を楽しめる施設を目指す。 建物は、創業者がレストランを始めた礎の場所である山科区大塚北溝町の本社敷地内に2階建てで新設する。約2400平方メートルの敷地に約500本の木を植えた空間とし、約300平方メートルの売り場を開設する。 1階の売り場では、同施設限定スイーツやオリジナルグッズを販売し、ケーキの種類も大幅にリニューアルする。ガラス張りの「お菓子スタジオ」でケーキやクロワッサンを仕上げるパティシエの作業を見ることもでき、子ども向けのケーキ作り体験
京都三大祭りの一つ「時代祭」の行列を運営する「平安講社」は11日、今年は時代祭行列の巡行を中止すると発表した。新型コロナウイルス禍の収束が見通せない中、市民約2千人からなる行列を出すことや、観覧者の「密」を防ぐことは困難だと判断した。時代祭行列の中止は台風襲来による悪天候で取りやめた2017年以来。春の葵祭、夏の祇園祭に続く時代祭の行列中止で、今年は京都三大祭の行列巡行が全てなくなった。 時代祭は、平安神宮の創建と平安遷都1100年を祝って1895(明治28)年に始まった。遷都の日にあたる10月22日、明治維新から平安時代まで約千年間の時代衣装を着た市民の行列が京都御所から平安神宮まで歩いている。行列の中止は今回で12回目。過去には悪天候によるほか、天皇の死去や戦争などで行列が中心なったことはあったが、病気が原因での中止は初めてという。22日早朝にある平安神宮での本殿祭は例年通り行われる。
鉾に見立てたサカキをまつって行われた綾傘鉾の吉符入り神事(1日午前9時35分、京都市下京区・大原神社) 疫病退散を願う祇園祭が1日、幕を開けた。山鉾町では神事始めの儀式「吉符入り」が、新型コロナウイルス対策で例年より少ない人数で営まれた。祭礼の本義となる感染症収束を一層祈る1カ月になりそうだ。 祇園祭は、疫病退散を願う869年の御霊会を起源に始まった。今夏は新型コロナの感染拡大防止のため、神輿渡御(とぎょ)と山鉾巡行などを自粛しつつ、取り組まれる。 綾傘鉾(京都市下京区)は近くの大原神社で恒例の祈とうを営んだ。密集を避けるため、参列を例年から半減以下の保存会役員ら14人に減らした。山鉾に見立てた榊が特別に祭壇に飾られ、八坂神社神職による清めの儀式が行われた。 綾傘鉾保存会の寺田進理事長(71)は「鉾建てや棒振り囃子(はやし)などの行事をいつも通りにできず、残念でならない。神事にしっかり取り
祇園祭の「厄よけちまき」、ネットで授与 長刀鉾などコロナ禍でも「年に1度の希望に応えたい」 2020年6月18日 16:20 祇園祭が7月1日に始まるのを前に、今年は「厄よけちまき」をインターネット経由で授与する動きが相次いでいる。新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年通りの活動が難しいなか、「3密」を避けつつ届ける方法を模索した形だ。希望者が数百メートルの行列をつくることで知られる長刀鉾保存会(京都市下京区四条通烏丸東入ル)は既に受け付けを開始しており、22日から発送を始める。白楽天山保存会(同区室町通仏光寺上ル)は、7月2日の神事始めの「吉符入り」後に発送する。 今年は山鉾巡行や宵山行事など祇園祭関連行事の多くが中止されるなか、一般への授与をやめる山鉾町も複数ある。長刀鉾保存会も当初は関係者のみに配布する予定だったが、希望者からの問い合わせが多く、インターネットで受け付けたうえで郵送す
新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休業していた四条河原町の商業施設「京都マルイ」(京都市下京区)が、12日に閉店した。5月末で閉める予定だったが、緊急事態宣言の31日までの延長を受けて前倒しでの閉店を決めた。 京都マルイは、四条河原町阪急の後継テナントとして2011年4月、住友不動産(東京)が所有するファッションビルの地下1階~地上6階に開業。売り場面積は約8760平方メートルだった。 店舗は阪急京都河原町駅に直結し、東山・祇園にも近い好立地にある。若者向けの雑貨を多く取りそろえ、総合免税店「ラオックス」を誘致するなど外国人観光客の取り込みも図ってきた。だが、近隣には京都高島屋など大手百貨店や若者向けの商業施設が多く、店舗間競争の激化で売り上げが伸び悩み、昨年10月に今年5月末に閉店する方針を明らかにしていた。 緊急事態宣言が東京や大阪など先行7都府県に発令されたのを踏まえ、4月8日から臨
都大路を進む祇園祭の山鉾。例年通りの巡行を中止する方向で調整が続いている(2019年7月17日、京都市中京区) 7月に行われる祇園祭の山鉾巡行で、今年は例年通りの巡行を中止する方向で関係者が検討を進めていることが16日、分かった。重要無形民俗文化財に指定され、日本三大祭りの一つに数えられる祭礼には例年、多くの観光客が詰めかける。新型コロナウイルス感染拡大の終息が見通せない中、従来通りの実施は困難だとして、祇園祭山鉾連合会が各山鉾町などとの調整を続けている。20日に記者会見し、方針を示す。 京都三大祭りでは、葵祭「路頭の儀」(5月15日)が3月31日に中止をすでに発表している。祇園祭も新型コロナの影響で例年とは違う形での実施を余儀なくされた。 山鉾巡行は、前祭(さきまつり)(17日)に23基、後祭(あとまつり)(24日)に11基の山鉾が出る。昨年の前祭には約12万人が訪れており、新型コロナウ
京都三大祭りの一つの葵祭について、葵祭行列保存会と葵祭行列協賛会は31日、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、5月15日の行列行事「路頭の儀」を中止すると発表した。平安王朝を再現した優雅な行列が都大路を進む様子は祭りのハイライトとして知られるが、沿道に多くの人が詰めかけることで感染拡大の恐れが高まると判断した。天皇の使い「勅使」が訪れて下鴨神社と上賀茂神社で行う神事「社頭の儀」は神社関係者のみで行う。 葵祭は下鴨、上賀茂両神社の例祭で「源氏物語」にも登場する。勅使を迎えて15日に行われる路頭の儀は、祭りのヒロイン「斎王代」など約500人の行列が京都御苑から下鴨、上賀茂両神社へ進む。 今年の葵祭の催行については、3月下旬から関係者が協議を重ねてきた。沿道に多くの観覧者が殺到するだけでなく、ボランティアで行列に参加予定だった人からも感染拡大を懸念する声が聞かれていたことから、中止を決めた。秋に実
2次試験が始まった京都大の吉田南キャンパス(京都市左京区)に25日、恒例の「折田先生像」が登場した。今年はテレビ番組「世界ふしぎ発見!」の「スーパーヒトシ君」が、受験生にエールを送った。 張りぼての像は、旧制三高初代校長・折田彦市の銅像があった場所やその周辺に毎年置かれ、2次試験が終わると姿を消す。制作者は不明だ。 さらに別の場所には、かつて置かれていた「折田先生像」を模した像もお目見えし、注目を浴びていた。
閑散とした渡月橋や嵐山商店街。中国人観光客だけでなく、欧米や日本人も減っているという(3日、京都市右京区) 新型コロナウイルスによる肺炎の拡大を受けて中国政府が海外への団体旅行を禁止したことで、京都市内の観光地や寺社で観光客が激減している。 京都市右京区の嵐山かいわい。渡月橋に続く嵐山商店街は、例年なら春節が終わっても通行人の肩が触れあうほどのにぎわいだが、人出はまばらだ。商店街の副会長によると、中国政府が禁止措置を取った1月27日の翌日から観光客が激減したといい、「この時期は特に中国人頼みだったため打撃は大きい。先行きが見えず、影響は計り知れない」と危機感を抱く。 金閣寺(北区)近くの50代土産物店主も「人出は例年の半分以下。2月に入り、欧米人や日本人も激減した」とため息をついた。 伏見稲荷大社(伏見区)の裏参道で神具店を営む男性(48)は「毎年多いと1日200台の団体バスが来るが、今年
鴨川デルタで公園再整備へ、京都府 薄暗さ解消、イベントできる芝生広場も 2019年12月29日 16:39 京都府は来年1月から、鴨川と高野川が合流する鴨川デルタ北側の「葵公園」(京都市左京区)の再整備に着手する。住民らも交えて策定した整備計画に基づき、背の高い生け垣と生い茂る樹木に覆われて薄暗い状態を改め、2022年度までかけて利用しやすいようリニューアルする。 工事ではまず、クロマツを中心に園内に192本ある中高木を82本伐採、5本を移植し、イベントが開催できるような芝生広場を整備する。公園を囲む生け垣は高さを40~70センチ低くして見通しを良くし、一部は腰掛けられる高さの石垣に改める。園路やトイレなども順次再整備していく。総事業費は約2億円。 園内には明治-大正期の日本映画のスター、尾上松之助の胸像があるほか、公園の隣には国重要文化財の旧三井家下鴨別邸もある。かつて問題となった放置自
12月9日開業の「グッドネイチャーステーション」(左)。京都マルイが来年5月に撤退するなど周辺は競争が激しい=京都市下京区 京都市内の中心繁華街、四条河原町一帯で、商業施設の新規出店や撤退が相次いでいる。近年の訪日観光客の急増を背景に、店舗間の集客競争が激化。既存店舗と差別化するため、コンセプトを明確に打ち出して顧客の囲い込みを図る施設も目立つ。 「京都から『ビオスタイル』を世界に発信する。これまでにない施設にしたい」。今月9日に京都高島屋(下京区)南側に開業した京阪グループの大型複合商業施設「グッドネイチャーステーション」の式典で、施設運営子会社の高原英二社長は力を込めた。 ビオスタイルとは、健康や環境を意識した生活を指す。施設は9階建て延べ約2万7千平方メートルで、物販や飲食店、ホテルを含む京阪の旗艦店。グループで展開する百貨店やスーパーとは一線を画し、生活スタイルの提案を重視。商品や
1等と前後賞合わせて当せん金10億円の「年末ジャンボ宝くじ」が全国で販売されている。昨年、京都と滋賀の売り場では1等が舞鶴市で1本しか出なかったが、今年最後の運試しにと各地の売り場は熱気にあふれている。京都市下京区の地下鉄京都チャンスセンター前には6日、宝くじ幸運の女神が訪れてキャンペーンで購入を呼びかけた。販売は21日まで。 2018年の年末は1等(7億円)が全国で17本、前後賞(1億5千万円)が34本出た。そのうち京都府では舞鶴市浜の「川崎たばこ店」で1等1本と前後賞2本を合わせて10億円が出た。滋賀県は1等、前後賞とも無かった。 前年の17年の年末は、京都市伏見区の「七福伏見店」で1等と前後賞が出た。下京区の「コトチカ京都チャンスセンター」でも前後賞が出ている。その前の16年は京滋ともに1等、前後賞とも無い寂しい年末に。15年の年末になると、京都では「地下鉄京都チャンスセンター」(下
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く