グーグル車が進入した歩行者専用道路の入り口。標識(左上)があり、商店街が設置した看板(右下)もある=大分市中央町で2018年4月4日、田畠広景撮影 安全確保に頭悩ます商店街 大分中央署は標識増やしたが… インターネット検索大手グーグルのサービス「ストリートビュー」に使用する映像の撮影車両が3月30日、大分市中央町の歩行者専用道路のアーケード商店街を無許可で走行、周囲は一時、騒然とした。しかし、商店街の関係者によると、「年に2回くらい迷い込む車がある」という。騒動の背景を取材すると、安全確保に頭を悩ます商店街の姿があった。 「商店街を徒歩で撮影したい」。グーグルの担当者から3月29日、竹町通商店街振興組合にこう打診があった。組合では協議の必要があるとして回答を保留にしていたという。その翌日午前、撮影車両が「ガレリア竹町」を走行。大分中央署は、運転手の男性を道交法違反(通行禁止)の疑いで摘発し