大学受験失敗、店舗清掃で起業した青年が ビル・住宅等のエコ事業で1300加盟店展開 ――トータルサービス社長 山口恭一 受験に失敗し、「経営者になりたい」と思った青年は、営業力を身につけ、すたれない仕事「店舗の大掃除代行」で起業した。転機は米国視察だった。米国の最新技術を次々と導入してFC展開を進め、FC店は1300店を突破した。 入社1年後にトップセールスへ 1年364日働いた起業時代 福島県出身の山口恭一が「経営者になる」と決意したのは、大学受験に失敗して東京の高田馬場に下宿していたときだった。予備校に通って浪人生活をしていたある日、高校時代の同級生と会った。現役で大学に合格していた彼らは、「商社マンになる」、「新聞記者になりたい」と話している。 山口には、彼らのような明確な進路は定まっていなかった。山口の親は「4年間大学に行かせてやる」と言ってくれていたが、4年後も仕事の選択に迷う自