シュモクザメと言えばまるでハンマー(トンカチ)のような頭部が特徴的で、英語ではハンマーヘッドシャークと呼ばれているが、大西洋の西部で、ハンマーと言うよりはどっちかというとショベル寄りの頭部を持つ、新種のシュモクザメが発見された。 その新種「スフィルナ・アレニ」は、世界最小のシュモクザメ「ウチワシュモクザメサメ」によく似ており、当初はこのサメと勘違いされていた。 ところが、詳しく調べてみたところ、背骨の数や頭部の形状が違っており、さらにDNAも独自のものであったことから、新種であることが判明したのだ。 これまでウチワシュモクザメと間違えられていた新種 北米と南米の沿岸部に生息する「ウチワシュモクザメ(Sphyrna tiburo)」は、サメとしては珍しい雑食性の種だ。 シュモクザメ最小の種とされるが、オスは85cm、メスなら95cmほどになるため、小魚というわけでは決してない。 それでも最小