11日夜、岩手県宮古市のJR山田線で普通列車が土砂に乗り上げて脱線し乗客10人がけがをした事故で、土砂は斜面から幅40メートル、高さ23メートルにわたって崩れていたことが警察の調べで分かりました。警察は断続的に降った雨などの影響で斜面が崩れたとみて調べています。 事故を受けて、12日午後からは国の運輸安全委員会の事故調査官2人が現地に入り、警察やJRと合同で、列車の傾きや斜面の状況などを調べました。 警察によりますと、現場の土砂は線路脇の斜面から幅およそ40メートル、高さ23メートルにわたって崩れていたということです。 また、現場の斜面は岩がむき出しになっていて、一部には落石を防ぐ防護ネットが張られ、JRによりますと、今月5日にも事故現場と同じ場所で小規模な落石があったということです。 現場付近では11日は、やや強い雨が断続的に降っていたということで、警察は雨や岩の風化などの影響で斜面が崩