7月に発生した86時間に及ぶKDDIの通信障害について、同社が損害賠償する方針を固めたと共同通信が報じた。KDDIに確認したところ「当社の発表したものではないため回答は差し控える」とし、「原因や影響規模、再発防止策については29日に発表する予定」と取材に答えた。同社は7月29日、2023年3月期第1四半期決算説明会を開催する予定。 この通信障害が発生したのは7月2日。全国中継網におけるルーターの定期メンテナンス作業の際、音声通話処理に関する部分で「輻輳」(ふくそう、混雑により通信がつながりにくくなること)が発生した。これにより、86時間に及ぶ同社史上最大の通信障害を引き起こしていた。 関連記事 au通信障害、復旧を遅らせた「輻輳」って何? 過去にはドコモも 7月2日に発生し、現在も完全復旧には至っていないKDDIの大規模通信障害。原因は音声通話処理に関する部分で「輻輳」(ふくそう)が発生し