韓国で、大手クレジットカード3社から延べ約1億400万人分の顧客の個人情報が流出していたことが発覚し、カード会社の情報管理のずさんさに非難が噴出している。情報流出事件が頻繁に起きる韓国でも過去最大規模の不祥事で、延べ被害者数は韓国の人口の約2倍。 検察の8日の発表では、韓国最大手銀行の国民銀行系のKB国民カードから約5300万件、NH農協カードとロッテカードからも計約5100万件が流出した。3社が偽造カード識別機などの製造を依頼した情報セキュリティー会社の社員=逮捕、起訴=が、カード会社内での作業中に電算システムに接続。顧客の名前や住所、カード使用歴などをUSBメモリーにコピーして持ち出し、一部は売りさばいていた。国民カードなどの情報管理の甘さが浮き彫りになった。(共同)中国・韓国から日本に集中する“新種サイバー攻撃”の深刻度…標的は「2020東京五輪」、妨害の疑い