東京・伊豆諸島の青ヶ島産の焼酎で、わずかな量しかとれず、規制により商品化できなかった、「幻の焼酎」などと呼ばれる原酒について、東京都は国の規制緩和の枠組みを活用してブランド化を図る取り組みを始めることになりました。 製造過程で最初にできるアルコール度数が60度程度の原酒「初垂れ(はなたれ)」は、わずかな量しかとれない希少性もあって、島民や、島を訪れた人などの間で「幻の焼酎」と呼ばれています。 ただ、酒税法ではアルコール度数が45度を超えるものは年間に6キロリットル以上の製造量がなければ商品化できず、市場に流通していません。 これについて東京都は国家戦略特区の枠組みを活用して酒税法の規制を緩和し、「初垂れ」のブランド化を図る取り組みを始めることになりました。 都によりますと、年間およそ10キロリットル製造される青酎のうち10リットルほどしかとれない「初垂れ」の製造免許を、規制緩和により取得で