9日の会見で「長くやりゃいいってもんでもないだろう…」 麻生太郎財務相の在任期間が12日で1875日となり、宮沢喜一氏の記録を塗り替え戦後最長となった。2012年12月の第2次安倍晋三内閣発足以降、デフレ脱却を最重要課題に掲げる首相を支え、菅義偉官房長官と並ぶ政権の屋台骨として存在感を示している。 麻生氏は12年12月26日に財務相に就任。連続在任期間は16年9月9日に戦後最長となり、通算の在任期間でも戦後1位となった。麻生氏は9日の記者会見で「長くやりゃいいってもんでもないだろう。それだけです」と素っ気なく話した。 麻生氏は、大規模金融緩和を推進する日銀と連携し、当初予算や経済対策を盛り込んだ補正予算の編成を通じてアベノミクスを推進。閣僚では最年長の77歳だが、年に複数回の海外出張もこなす。在任期間が長くなったことで、主要7カ国(G7)の財務相の中でも一番の古株となった。
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