※ インタビュー(上):ゴーンの懐刀が挑む、マリノス改革の全貌 嘉悦朗は横浜F・マリノスの社長として経営改革を進める一方で、監督の人事権を持つなど、チーム強化の方向性を定めることも大きな仕事だ。 その強化の取り組みも、実を結びつつある。 嘉悦が正式に社長に就任して以来、マリノスは2010年に8位、2011年に5位、2012年に4位と着実に順位を上げている。そして今季は開幕のスタートに成功して、12節時点で2位につけて優勝争いに絡んでいる。 日産自動車時代にプロジェクトリーダーとしてビジネス界で活躍した嘉悦だが、サッカーの分野では門外漢だ。ノウハウは一切ない。いったいどうやってサッカークラブの強化という未知の領域に挑んだのだろうか? ビジネスもサッカーもやるべきことは同じ ――嘉悦社長はサッカー畑出身ではないですね。もちろん強化部の尽力も大きいと思うのですが、なぜ強化面もうまくいっているので