教員の勤務時間を把握するため、埼玉県内の県立学校にタイムカード制を導入するための予算の執行が県議会の反対で凍結されている問題が、2日の県議会文教委員会で議論された。県側は管理職が教育の勤務状況を正確に把握することが長時間労働解消につながるなどと説明したが、自民県議を中心に実効性を疑問視する声が相次いだ。 現在、教員の出退勤時間は一人一人が自己申告し管理職が手作業で集計している。県側はICカードで勤務を管理するタイムカード制の導入が教員らの負担軽減にもつながるとして、今年度当初予算案に関連経費を盛り込んだが、自民県議団は導入を凍結する付帯決議案を提出し、2月定例議会で賛成多数で可決された。
ガムをかんでいる人が減った、と感じることはないだろうか。統計をみると、ガムは販売不振が止まらず、売り上げがピークからほぼ半減しているのだ。背景を探ると、さまざまな競合の台頭で存在感が薄れている現状が見えてくる。終戦直後のブームをきっかけに日本人に長年親しまれてきたガム。活路はあるだろうか。【増田博樹/統合デジタル取材センター】 ある東京都内のコンビニ。ガムなどのコーナーで、最も目立つ目線の位置にあるのはグミキャンディーだ。その下にはミントタブレット(錠菓)がずらりと並ぶ。ガムはさらに下の足元の最下段で、ガム購入が目的でなければ見落としそう。「(グミなど袋状の)ぶらさげるタイプ、(ガムなどの)置くタイプと商品の形状の関係もありますが、グミは伸びていますから」(コンビニ担当者)
自民党の党・政治制度改革実行本部(塩崎恭久本部長)は15日の役員会で、党所属国会議員の世襲を制限する提言案を了承した。世襲候補が衆院小選挙区に立候補する際に、比例代表の重複立候補を認めないことなどが柱。現職議員が親族を後継にする場合、任期満了まで一定の期間を空けて引退表明をするよう求める趣旨の提言も盛り込んだ。ただ、自民党には多数の世襲議員がおり、厳格な制限を設けるのは難しい。【竹内望】 提言案では、世襲を「3親等以内の親族が同じ選挙区で当選したことのある」と定義。同本部によると、昨年10月の衆院選の小選挙区当選者のうち、自民党は世襲議員が33%(218人中72人)を占め、立憲民主党の10%(20人中2人)などを大きく上回った。安倍晋三首相や石破茂元幹事長、小泉進次郎筆頭副幹事長ら多くの有力議員も世襲だ。
鉄道のアナウンスは、外国人に伝わっているのか--。日本語教室を運営する企業組合「にほんごの会」が首都圏の鉄道のアナウンスを調べたところ、文章が長かったり敬語が多かったりしてわかりにくいことが浮き彫りになった。災害情報を外国人に伝えるために考えられた「やさしい日本語」を自治体などが取り入れる中、同会は「アナウンスを『やさしく』言い換えることは不可能ではない」と訴えている。【金秀蓮】 調査は2017年11~12月、日本滞在歴が1年以上または日本語学習歴が6カ月以上の外国人21人を対象に実施した。同会が首都圏を走る電車と新幹線の計23路線のホームや車内に流れるアナウンスを、計28時間11分録音。外国人に聞いてもらい、わかりにくい表現を調べた。
はやぶさ2の運用について説明する吉川真・はやぶさ2ミッションマネジャー(右)と、イオンエンジン担当の西山和孝・宇宙航空研究開発機構(JAXA)准教授=東京都千代田区のJAXAで2018年6月7日、永山悦子撮影 吉川ミッションマネジャーら会見「イオンエンジン」自画自賛 「ついに到着の日付が入った。いよいよ近づいてきた」。7日に開かれた宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」に関する記者説明会で、吉川真・はやぶさ2ミッションマネジャーは資料の説明をしながらこう切り出した。はやぶさ2は小惑星リュウグウに6月27日ごろ到着する。はやぶさ2をリュウグウ近傍まで導いた主エンジン「イオンエンジン」について、担当する西山和孝・JAXA准教授は「もはやイオンエンジンの実験ミッションではなく、与えられた計画通りにリュウグウへ到着することが求められていた。自画自賛になるが、初号機(はやぶさ)
テレビ東京が「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」という番組を放送している。内容はタイトルの通り。2017年1月に第1弾が流され、現在は月1回のレギュラー放送だ。話題の番組だが、コラムニストの堀井憲一郎氏には疑問もある。それは……。 「池の水ぜんぶ抜く」という番組が人気である。 池の水をぜんぶ抜くというのは、いわゆる「掻(か)い掘り」の作業である。池の底に栓があってそれを抜けば水がなくなるならとても楽だけれど、そんなお風呂みたいな池はない。かつては桶(おけ)やバケツで水を掻い出していたのだろうが、いまは動力つきのポンプで水を抜いていく。それでも時間がかかる。 いつもは満々と水を湛(たた)えている池の水位がどんどん下がっていくさまは、なかなか見応えがある。水… この記事は有料記事です。 残り5357文字(全文5689文字)
人気ロックユニット・B’zがSNSなどで情報提供を呼び掛けていた松本孝弘の行方不明のギターが無事に発見され、約20年ぶりに本人の元へ戻ってきたことが23日、公式フェイスブックで報告された。 【動画】松本が愛用していたピンクの「ミュージックマン」ギター(0:30~) 今月上旬よりB’zの公式サイトやツイッターなどで情報提供を呼び掛けていたのは、松本が1990年代後半に愛用していたピンクの「ミュージックマン」ギター。1997年、保管先から突如同ギターが所在不明となり「当時、あらゆる可能性を考えて捜したものの所在がつかめず、手がかりもないままに捜索が断念されておりました」と明かすとともに、「当時とは違い、SNSによる情報の発信・拡散によって様々な奇跡もおきている昨今。突然のお願いで恐縮ですが、皆さまのお力をお貸しください」と掲載していた。 この日フェイスブックでは「ギター情報ページやSNSに、短
携帯電話“速度10倍”実用化狙う 県立横須賀高校の2年生2人が携帯電話など無線通信の新技術を発明し、東京都足立区で開かれた電子情報通信学会で研究結果を発表した。現役高校生の同学会での発表は初めての快挙。新技術が実用化されれば通信速度が飛躍的に向上するといい、2人を指導してきた横須賀テレコムリサーチパークの太田現一郎・工学博士は「画期的な発見だ。2人はどんな数式にも動じず逃げなかった」と新発見に目を細める。 論文タイトルは「第6世代移動通信に向けた変調方式の研究」で、同校の瀧川マリアさんと原佳祐さんがまとめた。現在の高速データ通信技術「MIMO方式」は、複数のアンテナから同じ周波数で送信した電波が障害物で乱反射し、波形がゆがんだ状態で受信される。しかし、2人はあらかじめ周波数や振幅を変化させ「模様」をつけた状態で送信する独自理論を展開。瀧川さんの名前にちなみ「MARIA方式」と名づけた。
京都大学前の百万遍の交差点にこたつを持ち込み居座る若者ら=京都市左京区で2018年2月25日、通行人提供 京都大学近くの交差点「百万遍」(京都市左京区)の真ん中で2月下旬の夕方、若い男女数人がこたつを囲んで居座る姿が確認された。けが人はなかったが、京都府警は「重大事故につながる可能性があった」とカンカン。道路交通法違反(道路における禁止行為)容疑で捜査している。 百万遍は、鴨川の東を南北に走る幹線道路の東大路通と御所の北側を東西に走る今出川通が交わる交通量の多い交差点。名前は北東にある知恩寺の通称に由来し、周辺は京大の校舎などが建ち並ぶ。 捜査関係者や目撃者によると、2月25日午後5時ごろ、百万遍交差点で「数人の若者が道の中央でこたつに入っている」という通報が、通行人などから寄せられた。ヘルメットをかぶり、拡声機を手に演説する若者もいた。こたつには10分以上入っていたとみられ、上には鍋があ
人工知能(AI)を活用し、さいたま市の認可保育施設の入所希望者を市内約300施設に割り振る実験をしたところ、職員の手作業だと約50時間かかっていた作業がわずか数秒で終わった。大幅な業務の効率化が期待できることから他の自治体にも導入に向けた動きが広がり始めた。一方で住民からは、行政サービスの向上につなげてほしいとの声が上がっている。【宮本翔平】 さいたま市は、保護者の勤務時間や世帯構成などを点数化し、高い順に希望する認可施設に割り振っている。保護者は自分で順位を付けて施設を何カ所でも希望できるうえ、兄弟姉妹がいる場合は「同じ施設を望む」「別々の施設でも近くなら良い」などと細かく要望を伝える。条件が多い分、市側の作業も複雑になる。
【ソウル大貫智子】韓国の康京和(カンギョンファ)外相が9日発表した慰安婦問題に関する日韓合意への政府方針は、再交渉や破棄はしない一方、日本政府拠出の10億円(約95億ウォン)の取り扱いを保留するという玉虫色の内容だ。今後も文在寅(ムンジェイン)政権のアキレスけんとなりそうだ。 「今日申し上げた内容は、被害者の皆さんが望むことをすべて満たすとは考えていない」。康氏は9日、A4サイズ2枚の用紙を読み上げた。さらに、発表の当初案にはなかった「大変申し訳ない」との言葉も添え、元慰安婦に最大限寄り添う姿勢を強調した。 昨年12月、康氏直属の合意検証作業部会は報告書で、日韓合意の最大の問題点を「被害者中心のアプローチ」の不足だったと指摘。康氏は報告書発表後、現在生存している元慰安婦31人中、接触が可能な23人と面会し、元慰安婦の意見を聞くことに傾注した。
また沖縄で米軍機が住民に不安の影を落とした。6日午後に米軍ヘリが砂浜に不時着した沖縄県うるま市の伊計島(いけいじま)。一番近い住宅までは約130メートルに迫っていた。島では1年前にも米軍ヘリが不時着している。のどかな島に響いた爆音に、住民からは「またか」「もうやめて」と悲痛な訴えが聞こえた。 現場近くに住む男性会社員(25)は午後4時ごろに、ヘリが低い高度で飛行していることに気づいた。慌てて見に行くと、自宅の目と鼻の先にヘリが不時着していた。島では昨年1月にも米軍ヘリが不時着したばかりだ。「前…
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