もともと、子どもの頃から動物好きだった私は、高校でも動物や畜産の勉強をしたいと思い、地元・熊本の農業高校の畜産家学科へ進学しました。 高校では、シカやイノシシなど野生動物を飼っていたのですが、友人と一緒にシカを育てるプロジェクトに取り組んだことがきっかけで、シカが好きになり、シカと人を取り巻く環境を学ぶため、大学は森林環境を専攻しました。 大学卒業後は、自然の中で働きながら、経験したことを伝えるためNPO法人に就職し、そこで猟師さんから時折いただく"けもの"を、子供たちと共にさばいたり、いただく生活を送ったのですが、「本格的に猟師をしたい、直接的に鹿と関わる仕事をしたい!」との思いが強くなり、退職を決意しました。 そして、2013年4月に長野県泰阜村(やすおかむら)の地域おこし協力隊に就任しました。ここが現在私が暮らし、活動している地域です。コンビニも信号もない、何もない山の中の村。だから