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ブックマーク / www.udiscovermusic.jp (4)

  • ザ・ビートルズ『Revolver』スペシャル版、新技術を使った新ミックスへの絶賛レビュー

    ザ・ビートルズ(The Beatles)の1966年の画期的なアルバム『Revolver』のスペシャル・エディションが2022年10月28日に発売され世界のメディアから、“啓示的で驚異的”、“より豊かで暖かく、噛み応えに満ちている”、“リアルタイムで実験の天才たちを体験”と絶賛されている。 <関連記事> ・ザ・ビートルズ『Revolver』解説連載 ・『Revolver』スペシャル・エディション、プレスリリース訳 ・ザ・ビートルズ『Revolver』解説:ポップ・ミュージックの存在価値を変えた名作 新技術を使った画期的なミックス プロデューサーのジャイルズ・マーティンとエンジニアのサム・オケルによる、スペシャル・エディションのステレオ・ミックスとドルビー・アトモス・ミックスの画期的なリミックス作業に、批評家たちは絶賛の声を上げている。 オリジナルの『Revolver』は4トラック・テープで

  • ザ・ビートルズ『Revolver』解説その②:“未知の世界”へ踏み込んだ制作背景とA面全曲解説

    1. Taxman 初めてアルバムの1曲目に収録されたジョージの曲。税金の高いイギリス政府を実名まで挙げて皮肉った傑作だ。ジョージ自身、「どんなに稼いでも、ほとんどを税金で持っていかれることを意識して書いた」と語っている。目まぐるしく動き回るポールの“リード・ベース”が刺激的だが、インド風味たっぷりのポールのギターも感覚一発の凄みがある。 『Anthology 2』にはテイク11が収録されていたが、今回の「スーパー・デラックス・エディション」には、それよりもやりとりが幾分長いテイクが収録されている。 2. Eleanor Rigby ザ・ビートルズが楽器をいっさい弾いていない初めての曲。ポールはヴォーカルのみで、ジョンとジョージはバック・ヴォーカルのみである。バックを「Yesterday」の倍の弦楽奏にしたのはジョージ・マーティンのアイディアだが、ポールがヴァイオリンを取り入れることにした

    ザ・ビートルズ『Revolver』解説その②:“未知の世界”へ踏み込んだ制作背景とA面全曲解説
  • 最高のサイケデリック・アルバム・ベスト30:精神と心を拡張する名作レコードたち

    「サイケデリック」という言葉を辞書で引くと、最初に出てくる定義はたいてい「心の拡張」だろう。それはまさに、サイケデリック・アルバムの優れた作品に共通する要素である。そうしたアルバムのほとんどは1966~1968年のサイケデリック黄金時代に作られたものだが、その後に作られたものも決して少なくはない。 この種のアルバムは、サイケデリック・ブームの震源地であるサンフランシスコやロサンゼルスで作られたものもあれば、テキサス、UK、ブラジルといった遠く離れた地域で作られたものもある。中には明らかにLSDの影響を受けている作品もあるが、幻覚剤をまったく使ったことのないアーティストが作ったものも少なくとも1枚はある(たとえばプリンスのアルバム)。 サイケデリック・ミュージックというジャンルの典型的な形式に当てはまるものもあるし、単に精神的な面でサイケデリック・シーンに繋がりがあるというだけの作品もある。

    最高のサイケデリック・アルバム・ベスト30:精神と心を拡張する名作レコードたち
  • ザ・ビートルズのジャケット写真大解説:20枚以上の作品をメンバーや関係者のコメントで振り返る

    そもそも最初の頃から、ヴィジュアルの要素はザ・ビートルズの大きな魅力の一つだった。『ビートルズとヴィジュアル・アート(The Art Of The Beatles)』の著者であるマイク・エバンスはその著書の中でこう説明している。 「彼らのイメージは常にユニークだった。音楽シーンにおける他のアーティストたちのスタイルがその時代を反映しているのと異なり、ビートルズは常に時代の流行を作り上げる側にいた」 彼らは名声を獲得する前から、ある意味彼らのユニフォーム的な独自のルックスを持っていた。バンドが最初登場した時、マスコミは彼らのマッシュルーム・カットの髪型、キューバンヒールのブーツや襟無しジャケットに目を奪われていた。自分たちをどう見せるかが、彼らが他のアーティストと中身も違うことを示すのに重要だったのだ。 そしてこうした要素が最も一貫して反映されていたのが彼らのアルバムジャケットだった。写真、

    ザ・ビートルズのジャケット写真大解説:20枚以上の作品をメンバーや関係者のコメントで振り返る
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