マウスパッドが、どうも苦手だ。 これまでいくつか使ってみたものの、どうにも使い心地が悪く、いろいろ試して、結局、たどり着いたのが、「書店カバーのかかった文庫本」である。 これ、周囲の人には「うわ、さすが大雑把……(引き気味)」とか「100均にもマウスパッド売ってるよ」とか、いろいろ言われるのだが、そんな自分にも、ささやかなこだわりはある。 書店のカバーなら節操なくどれでも良いわけではなく、「○○書店はすべりが良すぎる」「△書店はちょっとつかえる」など、使用感は様々で、ベストは、出身地・長野の「平安堂」のものという結論に至っている。 見た目の悪さを除くと、実に便利で、急な電話で、近くにメモ用紙が見つからないとき、メモをすることもできる。 とはいえ、やはりズボラの象徴のように思え、他人には言えないでいたのだが、ふと知人・友人に聞いたり、調べてみると、実はこれは珍しいわけではなく、「紙をマウスパ