小ネタ。今はどうだか知らないが、私の通った高校には、当時制服はなかった。標準服なるものがあったが誰も着ず、基本的には自由。制服は「自由を奪い、自主性を損なうもの」として嫌われていた。そういう目から見ると、昨今の風潮というのは、年寄りじみた感想とも思うが、やはり違和感がある。 「「自由過ぎて」私服不人気…千葉県立小金高、制服再導入へ」 学園紛争があった1960~70年代を中心に、「自由」を求める気風から、全国的に私服を認める高校が増えたが、近年は「制服回帰」が進んでいるとされる。中学・高校の事情に詳しい出版社「声の教育社」によると、「私立などで制服をモデルチェンジすると受験者が増える傾向があり、制服が学校選びに影響を与えている。首都圏では高校の90%以上が制服で、増加傾向にある」という。 なんだかな、と思うのだが、まあ「昔はよかった」と嘆いているだけでは面白くないので、発想を切り替えてみる。