長いスパンで、ニコニコ動画というサービスを捉えてみる。 ニコニコ動画というサービスは、Webの歴史に必要ではあったが、10年早かったサービスだったのかもしれない。MADなどの著作権問題や広告、コンテンツビジネスで次々と難しい問題が起こっているのを見て、ふとそう思った。 ニコニコ動画のよいところもを見、興味を示しているのは、10代〜30代中心である。今、彼らがニコニコ動画のよさを訴えても、結局最後に広告費などの決定権を持っているのは、もっと上の世代が多いため、まずどんなものかを説明するところから始まってしまう。そして、説明もむなしく、従来のTVCMによる広告戦略をとり、著作権はもちろん厳しく取り締まる。社のコンテンツ無断使用は会社のイメージを損なう恐れがあるので、もちろんダメ。見つけたら即刻削除を求める。 だが、今ニコニコ動画を見ている10代〜30代中心の世代が管理職までいき、広告やCGM戦