ヤフーの検索事業部長が交代した。2008年8月1日,前任の井上俊一氏が百度社長に,地域サービス事業部長だった志立正嗣氏が新検索事業部長に就任した。ヤフーは今後,ポータル(玄関)・サイトの柱の一つとも言える検索事業において,どのような戦略を描いているのか。志立氏に聞いた。 地域サービス事業部長としての仕事を総括すると。 間違いなくネット完結型のサービスは増えているが、特に地域生活をネットで変えているようなサービスはまだ少ない。例えば,リアルでは存在する地域情報がネット上では極端に少ないため,「喫茶店の日替わり定食は店舗に出向かなければ分からない」というようなことが頻繁にある。 こうした状況の改善策を丁寧に拡充していくことが,地域サービス事業部の果たすべき役割だ。リアルの生活の至るところで,ヤフーのサービスを提供し,ヤフー利用者の滞在時間や接触頻度を向上させてメディアパワーを高める狙いがある。
![「“ヤフる”でもいいかな」の意識を年度内に広める](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)