起業家や個人事業者らが共有の仕事場として使う「コワーキングスペース(CS)」が1日、山形県庄内地域で初めて酒田市の東北公益文科大に開設された。使い方について利用者の意見を募り、改装を経て9月に正式オープンする。 大学の建物を保有する酒田市が、公益ホール2階に60平方メートルのスペースを設け、椅子や机、無線LAN、コピー機などを設置した。管理運営を大学に任せ、自由度の高い活用を期待する。総事業費は地方創生交付金を含めて2140万円。 勤め人やプログラマー、デザイナーら、さまざまな職種が集うことで、互いに刺激し合い、新たな事業、産業を創造する場を目指す。8月末まではプレオープン期間として利用無料。 CSは米国発祥のスタイルで「Co(共に)」「Working(働く)」場所の意味。国内のCS運営団体などでつくるコワーキング協同組合(神戸市)によると、全国に約300カ所あるという。 担当する