20日告示の東京都知事選に向け、3選出馬を表明した小池百合子知事が2016年の初当選時に掲げた公約「7つのゼロ」が注目を浴びている。出馬表明した蓮舫参院議員が「この公約はどこへいったのか」と追及するなど、成果を疑問視する声も少なくないが、小池氏や都は実績を強調する。本当のところはどうなのか。8年間の達成度を探った。(渡辺真由子、原田遼)
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東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)を巡り、現職の小池百合子知事に出馬要請した区市町村長の有志52人の1人、日野市の大坪冬彦市長が30日の記者会見で、「小池知事側から『支援してくれますか』という打診があった」「(小池氏側からの)応援依頼だったのが、なぜか(首長側からの)出馬要請になってしまった。心外だ」と述べたことを受け、小池知事は31日の定例会見で「私からの依頼はしておりません」と話した。 会見で「知事サイドから支援を依頼したのか」と問われると、小池知事は「知事サイドの意味がよくわかりませんけど、はっきり申し上げると、私からの依頼はしておりません」と説明。「23区の長の方々、多摩島しょの方々とはいつも、ご意見を伺いながらしっかり連携して都政を進めてきた。そうした中で、有志の皆さま方から立候補の要請をいただいたものだと私は理解しております」と述べた。 出馬要請は、東京23区長でつ
世話人の一人、会社員の中島麻由子さん(38)=さいたま市=は、街宣やネット上での差別的な言説は「クルド人の問題ではなく、日本に昔からある排外主義の表れだ」と主張。差別的な言動に対し刑事罰を科す条例を2020年に施行した川崎市ではヘイトデモが減少しているとし、「埼玉にも条例が必要だ」と求めた。 ネットなどでは、外国人住民が原因で川口、蕨市の治安が悪くなっているとの情報もあふれるが、川口市に住む折茂あいさんは「全然そう思わない」と否定。「多様なバックグラウンドを持つ住民が暮らす川口を誇りに思っている。住民や行政などが努力を重ねた結果だ。なのに行政や議員らが仕事をしていないかのように言われ、ショックだ」と心境を語った。
衆院は9日、全衆院議員465人を対象にしたジェンダー格差に関する初めての意識調査の結果を公表した。女性議員の数が少ないという認識はほぼ共有されているものの、具体的に増やす方策について、女性が積極的な考えを示したのに対して、男性は後ろ向き。女性の政治参画に対する男性議員の意識の低さが浮かび上がる。(柚木まり、我那覇圭) 国会議員に占める女性の数について「不十分」「どちらかといえば不十分」と答えたのは、男性が81.3%、女性が92.3%で、ともに高い割合だった。ただ、選挙の候補者に一定数の女性を割り当てるように政党に義務付ける「クオータ制(人数割当制)などの支援制度」が「必要」「どちらかといえば必要」と答えたのは、女性が71.8%だったが、男性は47.0%にとどまった。 議員数や待遇などの男女間格差是正を促す機関の設置を「必要」「どちらかといえば必要」と答えたのは女性が71.8%、男性は4
東京都千代田区が「神田警察通り」の整備に伴うイチョウ並木の伐採工事に着手してから2日目の26日、工事の中止を求める住民らは引き続き現場に集まり、樹木の前に座り込むなどして伐採に反対した。 工事は25日午後8時から始まり、イチョウの周囲が工事用の柵で囲まれた。集まった住民らは樹木にしがみつくなどして伐採の阻止を訴え、翌日午前6時の工事終了時間まで樹木は切られなかった。住民らは26日も「区はもっと声を聞くべきだ」と現場で抗議した。 また、区が「お気づきの点があれば連絡を」と現場に設置した看板に掲示した工事会社の電話番号が誤っていたことが、25日の区議会委員会で区議の指摘で分かった。看板が設置されたのは13日。区議は「2週間近くも誤った番号を掲示していた。この案件はすべからく問題が多い」とずさんさを批判した。 イチョウ伐採工事を巡っては、初めての住民説明会を区が開いたのが工事契約後の昨年12月だ
10月1日に任命されるはずだった日本学術会議の会員候補6人が、菅義偉首相に任命拒否されて1カ月。この間、各学会など600を超える団体から抗議の声明が相次いでいる。戦前への逆行を危惧したり、地動説を主張して宗教裁判にかけられたガリレオの事例を交えたりと、それぞれの専門分野を踏まえた厳しい視線が向けられている。 「情報公開の制度は古代ローマの時代に芽生えた」と前置きし、菅首相が理由を明確に示さない点を突くのはイタリア学会。「権力が学問世界に介入する事例は西洋史に無数に見いだされる」とし、ガリレオが17世紀、ローマ教会による裁判で「地動説は誤り」と認めさせられた例と変わらないと主張した。
湧き上がった批判の声に対して、野田はツイッターで見解を発表し、軍歌を書こうという意図は「1ミリもありません」と釈明。「戦時中のことと結びつけて考えられる可能性がある」との指摘については、「腑(ふ)に落ちる部分もありました」としたうえで「傷ついた人達、すみませんでした」と謝罪した。 多くの論者が指摘するのは、歌詞に登場する古語の不自然さだ。辻田真佐憲は「WEB版現代ビジネス」(6月11日)に掲載した「RADWIMPS衝撃の愛国ソング『HINOMARU』を徹底解剖する」で、愛国ソングとしての完成度の低さを論じている。歌詞は「古めかしい言葉づかいと、現代的な言葉づかいが微妙に混ざり合っていて、どうしても違和感をぬぐえない」。しかも、古語にこだわりを見せているわりには「日本語の使い方が雑すぎる」。言葉の使い方の失敗により、この愛国ソングが「フェイクであり、空洞であることを」露呈してしまっている。
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