月が替われば、動静不明から3週間となるので、前例からして「もうそろそろ出て来ても良さそうなものだ」とみていたが、予想した翌日の5月1日に金正恩委員長が姿を現した。 メーデーのこの日、金委員長は完成したばかりの平安南道順川市にある肥料工場の完工式に出席した。妹の金与正党第1副部長、朴奉珠党副委員長、金在龍首相、趙勇元党第1副部長らが随行していた。同工場には1月6日に仕事始めとして訪れ、建設現場を見て回っている。この時は金在龍総理が行動を共にしており、妹も朴党副委員長も同行していなかった。 金委員長が公式の場に姿を現したことで健在が確認されたわけだが、では、3週間一体、何をしていたのか?4月15日の祖父(金日成主席)の誕生日の際の恒例の錦繍山太陽宮殿参拝をなぜ欠席したのか?これら疑問は謎のまま残っている。 昨日付けの労働新聞には肥料工場視察に関連した写真が21枚載っていた。前回(1月6日)の視