前編では、通常のデータ項目(値項目)に加えて「実体そのもの(実体項目)」を利用する点が、概念データモデルの特徴であると説明した。これによって「作為的なデータ項目」を持ち込まずに、管理対象をデータモデリングの俎上に置けるようになる。前編で説明した参照関係(モデル1)に続いて、もう少し例を見ていこう。 <モデル1>(前編より再掲) 【社員管理表】[社員],社員名,生年月日,性別,... +  ̄ ̄ ̄ | ① 山田 ... | ② 鈴木 ... | ③ 佐藤 ... | └─…【活動履歴管理表】[活動履歴],[社員],[趣味],実施日,... ┌─…  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ⑥ ① ④ 9/11 | ⑦ ③ ⑤ 9/12 | ⑧ ① ④ 9/18