先週多摩丘陵のオオバギボウシ(キジカクシ科)を紹介した。あの時はまだ花茎が伸び切っていなかった。その後関東地方は梅雨明けして猛烈に暑い日が続いた。1週間経った今日見に行くと、花茎が長く伸びて花が咲き始めていた。 ギボウシの名の元になった擬宝珠(ぎぼうしゅ、昔の橋の飾り)に似た形のつぼみもくっきりした形で並んでいる。形は今風に言うならボーリングのピンかジャグリングのクラブといったところだ。短期間にこんなに変化したことには驚いた。 梅雨空で見るのも良いが、暑い夏の日に雑木林の木陰で咲いているところも爽やかで涼しげである。わずかに紫に色づいているのが奥ゆかしくて美しい。