広島梵ファン必見!成長を振り返る 梵に新人王を取らせてあげたい。広島カープの梵英心内野手(25)は球団新人安打記録を塗り替えるなど、カープになくてはならない選手に成長した。規定打席に到達し、2割台後半の高打率をマークするなど新人王の資格は十分だ。中日佐藤充、横浜吉村らレベルの高いライバルがいるが、打率3割に届けば可能性は高くなる。プロ魂の塊のような梵の歩みを振り返る。 ◆実家はお寺 三次市の実家は江戸時代から続く浄土真宗の「専法寺」。父照英さん17代目住職。「苗字は仏教用語で宇宙の真義という意味を表す梵(ぼん)から来ている。同じ苗字は私の知っている限りでは4件しかない」(照英さん) ◆俊足強肩 50メートル走5秒7、遠投110メートルを誇る。昨年夏の都市対抗野球では打率5割2分4厘で首位打者に輝いた。俊足の証は三塁打の本数。8日現在7本でリーグの単独最多三塁打だ。「外野の間を抜ければ常に三