「彼の1日だった」。8月5日の第9節、デウソン神戸に勝利した府中アスレティックFCのキャプテン・皆本晃は、その試合がFリーグ初先発だったゴレイロの活躍をたたえた。飛騨龍典。府中に入ってから7年目、32歳にしてようやくFリーグデビューを果たした“遅咲きゴレイロ”は、どのような道のりを辿ってきたのか。 (取材・文 本田好伸) 32歳で初めてピッチに立った苦労人 8月5日(土)に行われた6クラブ共同開催、連戦の初日、第9節の府中アスレティックFCのゴールを守っていたのは、飛騨龍典(ひだ・たつのり)という聞きなれない選手だった。 日本を代表する2人のゴレイロ、クロモトと田中俊則に続く“三番手”として、今年4月にサテライトから昇格した飛騨は、クロモトが前節の試合で負傷した影響もあって急遽、先発を任されると、指揮官の期待を上回るプレーで応えてみせた。 デウソン神戸の度重なる猛攻に遭いながらも、ファイン
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