目立つ。200センチを越える巨体が勢ぞろいのコートで、175センチの彼は目を引く。シワが深い額に、いたずらっ子だったような顔も一度見たら忘れられない。ユニホームも同じチーム仲間らと違う。三星(サムスン)火災のリベロ、ヨ・オヒョン(32)と会った。 「どうして私のような選手をインタビューするんですか」 ヨ・オヒョンが照れくさそうに聞いた。ヨは2日、現代(ヒョンデ)キャピタルとの大田(テジョン)試合で初のレシーブ3500本を突破した。同部門通算2位のチェ・ブシク(大韓航空)とは900本近く差がある。ヨが引退しても、他の選手に簡単に塗り替えられる記録ではない。誰もが認める韓国最高のリベロだが、スポットライトは華麗なアタッカーのものであることを彼は知っていた。 「若いころは、羨ましくて妬んだりもしました。今はもう気にしません。私がいくらよく受けても(レシーブ)拾っても(ディグ)、アタッカーが得点を
![「小さな巨人」バレーボールのヨ・オヒョン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ff4ee4c390022219ea8ca9f888431e8b25f16d21/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.donga.com%2Fmdonga_ad%2Fdonga800-500.jpg)