4月の経常黒字、1兆8451億円=前年同月比6.8%減-財務省 財務省が8日発表した4月の国際収支速報によると、海外とのモノ、サービスの取引や、投資収益の状況を示す経常収支の黒字額は、前年同月比6.8%減の1兆8451億円となった。好調な輸出を受けて貿易収支の黒字が増える一方、サービス収支の赤字幅が拡大した。経常黒字は46カ月連続。 旅行や輸送など、サービス取引の収支を示すサービス収支の赤字は5015億円。赤字幅は前年同月から2000億円超拡大した。広告関連費の支払いが増えたほか、日本の大手海運会社が4月から業務の一部を海外へ移した影響で、海上輸送費の受け取りが減少した。旅行収支は、訪日外国人旅行客の増加で14.5%増の2272億円と順調に伸びた。 貿易黒字は3.8%増の5738億円。輸出は米国向け自動車や中国への半導体製造装置の輸出が好調で、7.4%増の6兆6321億円。原油の高騰などで