松本サリン事件で、被害者にもかかわらず加害者のように報じられた第一通報者河野義行さんの長男仁志さん(45)が24日、本紙松本支局で取材に答え、当時の報道被害を振り返った。仁志さんは「一つのソース(情報源)に頼らず、多面的な報道を心掛けてほしい」と要望した。話の主な内容は次の通り。 ここ約2カ月、マスコミ各社から取材依頼があった。見知らぬ記者から電話があったり、メールが届いたり。私の連絡先をどこで入手したか明かさない記者もいて、取材のアプローチとして強い違和感を覚える。
![誤報による特ダネ競争「私たちは苦しんだ」 松本サリン、今も感じる報道への違和感:中日新聞Web](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ace77e2737fb5d4925e7911f8990fc4bbe30ddf7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstatic.chunichi.co.jp%2Fimage%2Farticle%2Fsize1%2Ff%2F3%2F5%2Ff%2Ff35f45f5e812f7731311a4917ed61254_1.jpg)
特徴的な三角形に、刻みのりがぱらぱらと…。看板商品「おにぎりせんべい」で知られる伊勢市の米菓製造「マスヤ」。その製造現場に近年、ITが続々と導入されている。5年ほど前から進める情報の「見える化」や人工知能(AI)の活用で、生産効率が向上した。製造担当の山本竜也さん(40)は「夜遅くまで残業することが減り、定時で帰れる日が増えた」と笑顔で話す。 工場では、従業員たちが各ラインに置かれたパソコンに目を配りながら、せんべいの製造や包装に当たっていた。画面上に表示されている数字は、時間あたりに完成したケースの個数。ラインを流れる段ボールに付いたバーコードを機械が読み取り、自動で数えてくれる。従来は逐一、倉庫の担当者に電話で個数を尋ねていた。
国内で複数の人から採取された血液に「ナノプラスチック」と呼ばれる直径千分の1ミリ以下の極めて小さなプラスチック粒子が含まれていることが、東京農工大の高田秀重教授らのグループの分析で、20日までに明らかになった。このうち1人を詳しく調べると血液や腎臓、肝臓などから、プラスチックに添加する紫外線吸収剤やポリ塩化ビフェニール(PCB)という有害化学物質も見つかった。 人の血液中のナノプラスチックはオランダで検出例があるが、国内では初めて。含まれる有害化学物質を同時に検出した報告は世界でこれまでなく、人体への蓄積の実態が示された。ナノプラスチックは広く環境中に存在し、粒径が大きなものと比べて体内に取...
元自衛隊員のお笑い芸人・やす子が1日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「災害時に使えそうな寒さ対策です 少しでも多くの命が助かりますように」と投稿。気温が低くなる夜間に向け、雨ガッパや新聞紙など避難先で役立つグッズと使い方を紹介した。
11月25日に岐阜市街地で始まった自動運転車両を使った路線バスの定期運行について、運行開始から今月20日までの間に約3千人が乗車したことが分かった。柴橋正直市長が21日の定例記者会見で明らかにし、「全国から乗車いただき、大きな反響を感じている」と受け止めた。 路線バスは、いずれもJR岐阜駅前を発着点に柳ケ瀬や市役所を通る「中心部ルート」(5キロ)と、市役所北東部の観光地を巡る「岐阜公園ルート」(9キロ)の2路線。2028年3月末までの4年4カ月にわたって中心部ルートは毎日、岐阜公園ルートは土日祝日に運行する。...
血液を調べ、高い精度でがんの有無が分かる新しい「がんマーカー」を、名古屋大大学院の研究グループが発見した。簡単な血液検査で6種類のがんを一度に検出できる上、従来のマーカーより精度が高いという。胃がんと食道がん、大腸がん、膵臓(すいぞう)がん、乳がん、肝臓がんに対応している。 発見したのは、医学系研究科消化器外科学の小寺泰弘教授と神田光郎講師らの研究グループ。がん患者らの血液を調べ、がん細胞がタンパク質の一種「SDF―4」を分泌していることを解明した。「SDF―4」を新しいマーカーとして血液中の濃度を調べることで、がんかどうか判断する。
名古屋工業大などの産学官の研究チームは10月ごろ、電線を使わず電磁波で遠くに大きな電力を送れる「無線給電技術」の共同研究を始める。電池などを動力源とする月面探査車に活用できれば、無制限に動き回れるようになると期待される。月面で無線給電が実現すれば世界初という。
【バンコク=藤川大樹】2026年秋に愛知県内を主会場に開催されるアジア競技大会(愛知・名古屋大会)で、コンピューターゲームの腕前を競うeスポーツや、東南アジアで盛んなセパタクローなど9競技が追加で実施されることが決まった。8日にタイ・バンコクで開かれたアジア・オリンピック評議会(OCA)の総会で、大会を運営する組織委員会(会長・大村秀章愛知県知事)が報告し、承認された。 追加されるのはこのほか、野球・ソフトボール、空手、東アジアの武術太極拳、中央アジアのウズベキスタンで国技となっている格闘技「クラッシュ」、西アジアで人気のある柔術、スカッシュ、「鬼ごっこ」に似た南アジア発祥のカバディ。そのほ...
第二次世界大戦中の欧州で、のちに「命のビザ」と呼ばれた日本通過ビザを独断で大量発給してユダヤ難民を救った岐阜県出身の外交官、杉原千畝(ちうね)(1900~86年)。その決断の経緯を晩年に書き留めた手記が、母校の早稲田大(東京都新宿区)に収蔵された。千畝の孫でNPO「杉原千畝命のビザ」理事長の杉原まどかさんは「手記を読むと、目の前にいる困っている人を助けたいという、祖父の当時の思いがじかに伝わる」と話している。(榎本哲也) 手記は、78年以降のいずれかの時期に書いた原稿用紙1枚と、82年に書かれた49枚。自身の生い立ちから外交官としての活動、ビザ発給の経緯を詳述している。遺族が保管し、NPOが...
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