「うつ気味」「産後うつ」「新型うつ」など、うつ病について語られることは多い。では、「双極性障害(BP)」についてはどれくらいの人が知っているだろうか。この病気は、以前は「躁うつ病」と呼ばれていた精神疾患で、うつ状態と躁状態(軽躁状態含む、以下同様)という対極の症状を繰り返すことが特徴とされている。 今回は、うつ病と誤診される可能性もある「双極性障害(BP)」について、精神科の高木希奈医師にお聞きした。 双極性障害(BP)の症状 双極性障害(以下BP)は、うつ症状と躁症状を繰り返す病気です。皆さん、うつ症状についてはメディアで取り上げられることが多いのでご存じかもしれませんが、躁症状については詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。実は、精神科医によっては「自分の担当患者の中で、真のうつ病だけの患者は皆無である」と言う人もいるほど、BPの患者の割合は増えています。それだけ、疾患概念が世間
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