これらの文言に当てはめると、線維筋痛症の彼女の初診はやはり平成20年1月頃、突然首や腕に痛みを感じ初めて受診したA整形外科が初診日であると考えるのが妥当です。 このA整形外科では頚椎症との診断でしたが、ここを皮切りに原因を特定するため多くの病院を受診し、初めて線維筋痛症という言葉が出てきた平成26年6月頃のE総合病院まで未受診期間はなく、常にどこかの病院でなんらかの検査や治療を受け続けており、彼女の中でこれらすべては地続きのものであり、いつから症状が始まりましたか、きっかけとなった病院はどこですか、と問われれば当然A整形外科と答えるのが普通です。 このような事例以外にも例えばうつ病患者のケースで、仕事が不規則になり徐々に体調不良をきたし吐き気、食欲不振、めまい等の身体症状が出現し内科を受診しましたが、精神疾患を疑われその後精神科を受診した場合でも、最初の内科を初診と扱う場合が多く見受けられ