黒人への暴力に抗議する「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」運動が世界に広がる中、先週末にオーストラリア・メルボルンで開かれた集会に参加した1人が新型コロナウイルス検査で陽性と判明した。米ミネソタ州ミネアポリスでのジョージ・フロイドさんの死亡事件をきっかけに世界に広がった抗議デモが感染第2波の要因になるとの懸念が高まっている。 首都ワシントンでは、一部州兵が抗議活動に対応した後に検査で陽性が確認されている。ロサンゼルス市長は市内のデモ参加者に2週間の自主隔離の検討を要請した。 米国の自動車レース、NASCARは奴隷制度や人種差別の象徴と受け止められることが多い南北戦争時代の連合軍(南軍)の旗をレースなどで掲揚することを禁止すると発表した。人種差別の歴史で悪名高い人物の像などの撤去が各地で続いており、直近ではミネソタ州やバージニア州でもそうした動きが見られた。米サッカー連盟は国歌斉