山手線が運休になったら「ウン万人の足に影響」と報じられ、停電になればそのエリアと世帯数がニュースになる。では、10月1日に東京証券取引所がシステム障害で終日ダウンしたことによる被害額と被害者は? 「まずは証券会社にしてみると、取引手数料が入らなかった。特にネット証券は、デイトレーダーからの手数料で収益を上げているので、影響大だったでしょう」 そう語るのは経済評論家の山崎元氏である。 「顧客の対応にも追われたでしょうし、市場再開時のシミュレーションのために割いたコストも含めると、どれだけの損かわからない。今回のことを“祝日が1日増えただけ”と軽く見る人もいます。ただ本当に祝日なら、その日に売買のポジションは持たないわけで、丸1日何もできなかったのですから、損したと思う人も当然いるはずです」(同) だが一方で、株式評論家の植木靖男氏はこう考える。 「得るべき利益を逃したと考える人もいるでしょう
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