「特別支援学級をお願いしたい」 私は、特別支援学級の担任をするようになってもう9年になります。希望していたわけではありませんし、教員を目指していた頃には考えてもいませんでした。最初の連絡は電話だったんですけど、電話口で「特別支援学級をお願いしたい」と。そのときは、やっぱりあまりうれしくはなかったですし、動揺しました。「何で俺なんだ」って。思春期ど真ん中の生意気な中学生たちと、どうやり合おうかとワクワクしていたところでしたから。 実際に勤務が始まっても負の感情は拭えず、しばらくすると「何で俺がこのクラスの担任をしているんだろう」と思うようになり、早く一般のクラスを持ちたいと感じるようになりました。 特別支援学級の子どもたちは、周りの子どもから疎外されていますし、担任である私もほかの職員から疎外されているように感じていました。指導の悩みに関しても一般のクラスとは少し違うこともあって、ほかの先生
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